令和7年1月28日(火) 14:00-17:00
第4回講座「スタートアップと地域企業によるオープンイノベーション」&リバースピッチ開催レポート
■日時:令和7年1月28日(火) 14:00-17:00
■場所:コラボMIU(盛岡市産学官連携研究センター)
第1部では、株式会社みらいワークス執行役員、久野芳裕氏にご登壇いただき、「スタートアップと地域企業によるオープンイノベーション」をテーマにご講演いただきました。
地域経済の活性化に不可欠なオープンイノベーションの重要性や、その具体的な手法や成功事例を、みらいワークス社の事業を軸にご紹介くださいました。
講演中は、参加者の皆様が熱心にメモを取る姿が見られ、質疑応答の時間には、盛岡市認定スタートアップ企業との対話もございました。
第2部は有力企業5社によるリバースピッチを開催し、スタートアップとのオープンイノベーションを創出するため、積極的に自社の事業について御紹介いただきました。
ヘラルボニー様、川徳様、GRCS様、岩手銀行様、NTT東日本岩手支店様にご登壇いただき、各社がスタートアップに期待すること、共創したい分野について熱いメッセージが送られました。 各社のピッチ内容の概要は以下の通りです。
株式会社ヘラルボニー
・知的に障害のあるアーティストの才能を活かした新たなビジネスモデルの共創 ・盛岡のシンボル的な百貨店である川徳にISAI PARKを3月にオープン予定
株式会社川徳
・老舗の百貨店の良さを残しつつ、新たな顧客体験創出への挑戦
・リニューアルしたフロア構成についてと、今後の展望
株式会社GRCS
・中小企業のGRC強化を支援する新たなアプローチやセキュリティソリューション
・岩手イノベーションベースを核とした起業家育成への取り組み
株式会社岩手銀行
・産学官連携の場づくりとしてAZLMやTOVLABの開設
・スタートアップの成長を支援するVCへの出資をはじめ、グループ企業による地方創生活動
NTT東日本(東日本電信電話株式会社)
・ICTを活用した地域課題解決に繋がる取り組み状況
・次世代の通信規格、IOWN(アイオン)がもたらすイノベーションの可能性
各社からは、自社の強みや経営資源を活かし、スタートアップとの連携を通じて新たな価値を創造したいという熱意が伝わってきました。
リバースピッチに参加したスタートアップからは、
•「大手企業との協業はハードルが高いと思っていたが、今回のリバースピッチで可能性を感じた」
•「自社の技術やアイデアが、多様な切り口で地域社会の課題解決に貢献できるかもしれない」
といった声が聞かれました。
リバースピッチ後は登壇企業5社とのブース商談会を実施し、事前申し込みをしていた企業や盛岡市認定スタートアップ企業が積極的に自社をPRし、今後の展開について相互に期待感を膨らませていました。
今回のリバースピッチを通じて、有力企業とスタートアップが互いの強みを活かし、新たなビジネスチャンス創出のきっかけとなることが期待されます。
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