第二期 盛岡スタートアップ企業紹介
川上塗装工業株式会社
▷会社・商品・サービス概要
▶︎悪天候や寒冷地における建設業界の課題を解決するため、「気候に左右されない建築足場ユニット【アシバリア（仮称）】」を開発しました。この製品は、従来の足場に特殊な部材を装着し、専用のシートで建物全体を囲むことで雨や雪を防ぎます。また、温風ヒーターによるシート内の温度管理により、施工が難しい冬場でも施工が可能です。この革新的な製品開発により、季節や天候に左右されない施工環境を提供し、工期短縮や生産性向上を実現します。また、年間を通じて安定した工事を可能にすることで、建設業を今まで以上に魅力的な職業に発展させ、若者や新たな人材の流入を促進します。
▷ 会社のパーパスやビジョン
くらし続けたい"と思える街を創造し、
未来に繋ぐ
▶︎弊社は盛岡市近郊を中心に塗装工事を行い、95%が元請け工事で、主に個人のお客様を対象としています。地域の高齢化や空き家問題などの課題に直面する中、「“くらし続けたい”と思える街を創造し、未来に繋ぐ」という理念を掲げ、塗装業を超えたSDGsへの取り組みを実施。ミッション「とそうでいいまちつくろう」を通じ、ビジョン「子どもたちが笑える未来」の実現を目指し、地域と共に歩み続けています。
▷盛岡アクセラレータープログラムへの参加理由
▶︎気候に左右されない建築足場ユニット【アシバリア（仮）】を通じ、建設業界の課題解決と地域経済の活性化を目指します。本プログラムでは専門的なアドバイスを受け、モニター販売や導入実績を積み重ねて製品化を推進し、販路拡大や全国展開の具体的な支援を期待しています。また、現状の「寒冷地向け暖房設備」の検討に加え、「温暖地向け冷房設備」の可能性も視野に入れ、幅広いアイデアを取り入れたいです。
▷代表プロフィール
▶︎岩手県二戸市出身。建設業を中心にさまざまな職場を経験する中で、心から自分を大切にしてくれる経営者と出会い、その姿勢に大きな影響を受けました。「地域の役に立ち、人を幸せにする日本一の会社を作る」という強い信念を抱き、2005年、26歳で起業。幼少期から抱いていた「建設業はかっこいい」という想いを次世代へ繋げ、建設業に誇りを持てる環境づくりに全力を注ぎ、今回のプロジェクトに挑みます。