GRCSの成長に絶対に欠かせなかったのが、戦略的な資金調達とそれを最大限に活かした成長戦略です。2016年、GRCSは地場の投資ファンドである「いわぎん事業創造キャピタル」から出資を受けることに成功しました。この資金調達は、GRCSにとって大きなターニングポイントとなり、その後の事業拡大を大きく加速させることとなりました。
この最初の資金調達以降、GRCSはニッセイ・キャピタルをはじめとする複数のベンチャーキャピタルや投資家からも資金調達に成功しています。この資金は、人材採用の強化、マーケティング活動の拡大、プロダクト開発の加速など、GRCSの成長戦略を推進するための重要な資金となりました。
佐々木社長は、地元岩手との繋がりを非常に大切にしており、それが資金調達においても大きなアドバンテージになったと語っています。地元金融機関や地域経済を支える人々との信頼関係が、GRCSの成長を力強く後押ししたと言えるでしょう。
GRCSは調達した資金を、人材、マーケティング、プロダクト開発といった成長に不可欠な分野に戦略的に投資することで、企業価値を最大化してきました。
最初の調達がなければ、その後の事業拡大や、2021年の東証マザーズ(現グロース)市場への上場は実現できなかったでしょう。